SmileBASIC 4.4.8
リファレンスマニュアル
更新日 2023/12/07
目次
- 命令概要(基本命令)
- 命令概要(表示命令)
- 命令概要(入力、サウンド、その他)
- ダイレクトモード専用命令
- 変数や配列の定義、操作に関する命令
- 制御命令
- 数学関連
- 文字列操作
- その他
- 各種入力
- 各種入力(Toy-Con)
- ファイル
- スクリーン制御
- テキストスクリーン入出力
- グラフィック
- スプライト
- レイヤー
- サウンド
- 高度な演算
- ソースコード操作
- サブプログラム
更新日 2023/12/07
ファイルは、ファイル種類とファイル名の組み合わせで指定できる。
[ファイル種類:]ファイル名
ファイル種類が異なる場合、同じファイル名でファイルを作成しても構わない。それらは異なるファイルとして扱われる。
ファイル名は最大32文字。使用可能な文字は 数字、アルファベット、_(アンダーバー)、-(ハイフン)、.(ピリオド)
・アルファベットの大文字小文字は区別しない。
・.(ピリオド)はファイル名の先頭に使用できない。
プチコン4が取り扱うファイルは大きく分けて、テキストデータ、数値データ、グラフィックデータに分かれる。
命令リファレンスで「ファイル種類」と記述がある場合は次の4つの種類名から選択する。
ファイル種類を省略した場合は、命令リファレンスに追記のない場合テキストデータとして扱われる。
TXT | テキストデータ |
DAT | 数値データ |
GRP | グラフィックデータ |
JPG | グラフィックデータ(不可逆圧縮) |
プチコン4では作品毎に保存場所を分けるために、プロジェクトという仕組みを用意している。
あるプロジェクト内のプログラムを実行している時、一部の例外を除き、同じプロジェクト内のファイルのみ操作できる。
このため、他のプロジェクトに同一種類・同一ファイル名のファイルがあるかどうかを気にする必要はない。
・現在実行中のプログラムが入っているプロジェクトはカレントプロジェクトと呼ばれる。
・カレントプロジェクトはダイレクトモードでのみPROJECT命令で移動できる。プログラム内からカレントプロジェクトの変更はできない。
・プロジェクト名の先頭に'#'がついたプロジェクトはシステムプロジェクトと呼ばれる。
・プログラム中のEXECは任意のプロジェクト内のファイルに対して行う事ができる。
・プログラム中のSAVEはカレントプロジェクト内のファイルに対して行う事ができる。
・ツールプログラムに限ってはシステムプロジェクト以外の任意のプロジェクトを対象としたSAVEが可能。
・初期状態では、ワークスペースプロジェクトがカレントプロジェクトとなる。ワークスペースプロジェクトは削除、名前変更できない。
・PROJECT """" とすると、ワークスペースプロジェクトを指定した事になる。
・プロジェクト名込みでファイル名を指定する場合は""プロジェクト名/ファイル名""となる。 ""/ファイル名""とするとワークスペースプロジェクトを指定した事になる。
・プロジェクト名の命名ルールはファイル名と同じ。
プチコン4は6個のプログラムスロットを持ち、最大6個のプログラムを同時にロードする事ができる。プログラムスロットにロードされたプログラム間の関係は次の通りとなる。
・プログラムスロット間の名前空間は分離している。つまり、あるプログラムスロットで定義されたグローバル変数、ラベル、ユーザー定義ステートメント、定数は何もしない状態では他のプログラムスロットから参照できない。
・COMMONキーワードを使用する事で、プログラムスロット間で共有可能なユーザー定義ステートメントを定義できる。
・プログラムスロットの実行はそれぞれ別々に扱われる。つまり、プログラムスロット0をRUNすると、プログラムスロット0の末尾で実行が停止する。引き続きプログラムスロット1を実行するわけではない。
・他のプログラムスロットに制御を移す方法は、EXECを使う方法、GOTO/GOSUB/CALLで実行時ラベル参照を使用する方法、COMMONキーワードのついたユーザー定義ステートメントを呼び出す方法の3種類がある。
・プログラム実行中に他のプログラムスロットにプログラムをロードする事もできる。ロードした場合、そのプログラムスロットに元々存在していたプログラムの変数、ラベル、ユーザー定義ステートメントは解放される。
・実行中のプログラムスロットに自分自身で違うプログラムをLOADする事はできない。